「持っとく分には平気なんですけど重すぎて流せません」
「マジでごめん!」
百瀬以外は全員爆笑で、これも百瀬が少し可哀相だった。
「ほら、あんたお詫びに二人で花火買ってきて」
千鶴からそうめんの器を軽々と取り上げて野々宮が言った。
こんなに華奢な野々宮でさえ軽々と持ち上げてしまうのが本当すごいと思う。
「でも二人って誰と?」
「千鶴ちゃんと」
「何で千鶴!? お詫びじゃなくないですか!」
花火を買いに行くのは構わないが(どうせ店はすぐ近くだ)お詫び、なんて言っておいて千鶴を行かせるのはどうかと千鶴は思う。
「一人で行かないだけお詫びだよ」
「え? 千鶴行く前提だったんですか」
返事をしないところを見るとそのつもりだったみたいだが……なぜ?

