「さて、到着ー」
野々宮が立ち止まったところは一般的な一軒家の前。
表札には“小山”とある。
小山の家なのだから当たり前だ。
「お邪魔しまーす」
大きい声でそう言ってどんどん中に入っていく野々宮に、千鶴も着いていく。
家の横の駐車場になっているところを抜けると、広い庭があった。
そして、お目当て長い竹と涼しげな水の音。
……と、男の人二人?
一人は小山だか、もう一人は千鶴は全く知らない人。
誰だろう、とその男の方を見るとその男は野々宮を見て嬉しそうな顔をした。
「おー、ノリ久しぶり」
すでにそうめんをすすりながら、小山でない方の男が手を挙げた。

