「そうめん流しとか久しぶりじゃない?」
「久しぶりです。というか、ほとんどしたことないかも」
「あ、ほんと? 俺は去年小山さんとこお邪魔した以来だから、一年ぶり?」
「小山先輩のところって毎年そうめん流ししてるんですか!?」
「そうなの。毎年の恒例行事らしいのよ」
今どきそうめん流しを毎年している家なんてかなり珍しいと思う。
やっぱ、竹とか切ってくるのかなぁ。
と小山が竹を担いでいるところを想像して妙に似合っていたので一人で小さく笑ってしまった。
顔は普通にかっこいいくせに、妙な落ち着きというか、ぼーっとしているというか、何をやっても納得というか、とにかく小山もなかなかに不思議な人だ。

