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暑い夏は早く起きて涼しいうちに勉強しましょう、なんて誰が言ったのかと問いただしたくなるような暑さの中、千鶴は学校に向かってあるいていた。
少し歩いただけで制服がべったりと肌に纏わりつく感触が気持ち悪い。
けどそれも今日で終わり。
なんてったって、今日が夏休み前最後の授業だからだ。
授業が終わるのは嬉しいけど、野々宮先輩に会えないのはなぁ……と千鶴にしては珍しく恋する乙女のような悩みである。
「――そうめん流し!?」
夏休み前最後ということで部室に顔を出したらなぜかそんな話になっていた。
「そう、小山さんとこでやるから千鶴ちゃんもどう?」
「嬉しいんですけど、千鶴が
行っても良いんですか?」
「あー、それは平気。小山さんが誘っといてって言ってたから」
どう? なんて小首を傾げて言われたら、行かないなんて言えない。
野々宮の顔はかっこいい、というか可愛い、というか……と少し中性的なので、かなりの頻度で千鶴は自分より可愛いのではないかと思うことがある。
暑い夏は早く起きて涼しいうちに勉強しましょう、なんて誰が言ったのかと問いただしたくなるような暑さの中、千鶴は学校に向かってあるいていた。
少し歩いただけで制服がべったりと肌に纏わりつく感触が気持ち悪い。
けどそれも今日で終わり。
なんてったって、今日が夏休み前最後の授業だからだ。
授業が終わるのは嬉しいけど、野々宮先輩に会えないのはなぁ……と千鶴にしては珍しく恋する乙女のような悩みである。
「――そうめん流し!?」
夏休み前最後ということで部室に顔を出したらなぜかそんな話になっていた。
「そう、小山さんとこでやるから千鶴ちゃんもどう?」
「嬉しいんですけど、千鶴が
行っても良いんですか?」
「あー、それは平気。小山さんが誘っといてって言ってたから」
どう? なんて小首を傾げて言われたら、行かないなんて言えない。
野々宮の顔はかっこいい、というか可愛い、というか……と少し中性的なので、かなりの頻度で千鶴は自分より可愛いのではないかと思うことがある。

