雨、のち虹






そして、ようやく着いたライブ会場。

熱気につつまれてのぼせていたのかもしれない。

野々宮が何も言わないのを良いことに、千鶴も何も言わず
ライブ始まるまで、しばらくの間手は繋がれたままだった。


狭い部室でもこんなに近くに座ったことはない。

少し動けば肩がぶつかる距離。

初めて知った恋の気持ちは、少し切なくてとても幸せな想いだった。