雨、のち虹




「本当に、ごめんなさい」


嫌われてしまった。
ココに来るのも今日で最後になってしまうかもしれない。


そう思って恐る恐る野々宮の顔を見た。


……何で笑ってんのアンタ。


「いやいや、そんな本気で謝んないでよ。
ちょっとからかっただけじゃないの」


「え? あ、からかう……? って」


「携帯見たんでしょ?
昨日俺めっちゃはりきってメールしちゃったのに全く返事来ないから悲しかったんだけど」


携帯? 返事?

意味がわからないまま一応携帯を見てみると、
確かに野々宮からのメールが来ていた。


「連絡先交換した日に携帯忘れるとか無しだよね。
次なんかしたらあだ名小山だからね」