「良いんですか? 千鶴とで」
誘ってくれるのはありがたいが、
せっかく取ったチケットを千鶴が使って良いものかと考えてしまう。
「嫌だったら誘わないでしょ?
千鶴ちゃん好きだと思ったんだけど」
「好きです、行きたいです!
でも、小山先輩とか、
他に誘いたい人いたんじゃないかなぁって
思っただけで……」
「小山さんは別にこの人にさほど興味ないから
それならこの人のこと好きな千鶴ちゃん誘った方が楽しくない?」
ニコッと笑ったけど、
口しか笑ってないよ、なんか悪いこと言ったかな……。
「じゃあ、お言葉に甘えて、
土曜日行きたいです」
「はい、じゃあ決定。
チケットは金曜日に渡すね。
詳しいことはメールとかしたいから連絡先教えてもらえると助かる」
そのままの流れで連絡先を交換して気づいた。

