雨、のち虹



もう、曖昧にはしない。


「千鶴は野々宮先輩のこと好きです」


人生で初めての告白。

そういえば、千鶴の方も野々宮に気持ちを伝えたことは無かったかもしれない。


やっと目を合わせてくれた野々宮は、少しの間じっと千鶴を見たままで、
そしてふっと優しく笑った。


「俺もだよ」



……うわ。
嬉しすぎて、言葉が出なかった。