雨、のち虹



長針が1を過ぎたあたりで、我に返って机に向かった。

勉強しよう。

何も考えなくて良いように。


通学用のバッグから勉強道具を取り出そうとして、何か小さな紙の感触に気づいた。


――あ。


綺麗に折り畳まれて鞄の底の方に埋まっていたその紙は、前に小山からもらった付箋だった。


後悔しない方……。