雨、のち虹



行くしかない。

野々宮はきっといるのだろう。

大きく息を吸って、部室へ向かった。


一ヶ月ちょっとしか経っていないのに、とても懐かしく感じる。

それでも部室に入る感覚はちゃんと覚えていて、ドアに近づいてからはほぼ条件反射で中に入った。



「……千鶴ちゃん?」


「こんにちは……」


「どうしたの?」