――何でこんな事になってるんだろう。 千鶴は、今部室が並ぶ廊下の入り口にいる。 小山の言う頼み事、とはこの部室に来ること。 部室に取りに行きたい物があるが、呼び出しを食らっていて野々宮が帰るまでに取りにいけなさそうなので取りに行ってほしいと。 そんなことなら野々宮に連絡すればいいのたが、面倒なことに忘れ物は携帯なのだ。 自分の携帯番号を覚えていない小山が誰かの携帯で電話をかけることも出来ず、こうする他ないと。