雨、のち虹




「あーぁ。行っちゃった」

さっきまでとは比べものにならないような声で呟き、クラス委員も教室に戻る。

全く同じ台詞をあなたに返したいのですが。

大きくため息をついて、千鶴も教室に戻った。

教室では早くも【野々宮先輩と話しちゃったよ談話会】が始まっていた。

聞く気は無くても、その騒音のような声は教室のどこにいても聞こえてくる。

仕方なく、その子達から一番離れた場所に座ることにした。

どうせ、聞いていていい気分になるような話はしていないのだ。

明日から、あたしも音楽聴くやつ持ってこよ。