雨、のち虹



「そんで、ノリ委員会終わったの?」

「千鶴ちゃんのクラスにこれ配ったら終わり」

野々宮が持っていたプリントを見せる。

これを配っていたから隣の教室に入っていたんだ。

「野々宮先輩って委員会やってたんですね……」

素朴な疑問を呟く。
野々宮は、けなしているわけではないけれど、何かにやる気があるようには見えないので、委員会なんて意外すぎる。

「やってたんですよ。クラス委員」

とっさに言葉が出てこなくて、目がこれでもかというくらい大きくなった。

「クラス委員って、クラスに男女二人のリーダーのクラス委員ですよね」

そんなしょうもない確認までしてしまった。