「よし、そろそろ終わりにしようか」
みんなお腹いっぱいになって、そうめん流しは終わった。
「まだ明るいけど花火するの?」
片づけをしながら彩矢が聞いた。
夏の昼は長い。
まだ花火が出来るくらいの暗闇になるまでには時間がかかりそうだ。
「暑いから家入る?」
小山に言われて全員で小山の部屋に上がった。
意外にも(と言ったら失礼だが)綺麗に片づいている。
というか、生活感がない。
ベットにも皺一つついていないし机の上もほとんど物が乗っていない。
唯一あるのは部屋の隅の雑誌の束だけ。
整理している、と言うよりは使っていないみたいだ。

