「さて、それじゃ諸悪の根源を探そうか」


そう言って永久さんが取り出したのは一枚の紙。

それは何の変哲も無い真っ白な紙で。

なのに彼がすいっと一度折ると、パタパタと勝手に折られていって――。


「な、なに!?」


この状況に驚いているのは私だけ。

他の3人(?)はただ静かにそれを見守ってた。

永久さんの手の中で出来上がったのは一羽の鳥で。