「ハル、どうなの?」

「知らね。俺、学校まで着いて行ったこと無いし」


ハルの回答に永久さんはうーんと唸って。


「すっごい綺麗なの?」

「……はい」

「君から見ても?」


念を押すような質問にもコクリと頷いた。


「で、ハルは何歳?」

「はい?」

「ハルに聞いてるんだよ?」

「ピチピチの16歳」

「寿命だな」

「……」