「今日も派手にやったね」 「――っ!?」 驚いて振り返ると、永久先生が居た。 ガラスの上をパリパリと音を立てながらゆっくりとあたしに近づいてくる。 お、怒られるのかな? ドキドキするあたしとは対照的に、永久先生はニコニコ笑ってる。 「お、怒らないの?」 「うん、怒らないよ」 「どうして?」 「別に悪いことしてないでしょ?」 「……」