◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 「こんにちは」 「……」 ある日、突然彼は現れた。 「朝比奈永久といいます。こちらは猫の白夜」 銀色の髪に闇色の瞳、腕に抱いてる猫はふさふさで真っ白だった。 「可愛い猫ね?」 「そう? 最近太ってきて、痛っ!」 ぺしりと尻尾で頬を叩かれて顔を歪める永久さん。 なんだかおかしくてクスクスと笑ってしまった。