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「こんにちは」

「……」


ある日、突然彼は現れた。


「朝比奈永久といいます。こちらは猫の白夜」


銀色の髪に闇色の瞳、腕に抱いてる猫はふさふさで真っ白だった。


「可愛い猫ね?」

「そう? 最近太ってきて、痛っ!」


ぺしりと尻尾で頬を叩かれて顔を歪める永久さん。

なんだかおかしくてクスクスと笑ってしまった。