コンコンッ ノックしても返事はなくてそっとドアを開ける。 「失礼します」 声までかけたけど返ってくる声は無くて。 保健室には誰もいなかった。 カーテンを開けてベッドを見ても人は居なくて。 「……いい、よね」 私は真っ白なシーツに体を滑り込ませた。 お日様の光をカーテン越しに感じる。 暖かくて、気持ちよくて。 気が付いたら夢の中に居た。