『ふぅーーー……』 何か、ここに来てからよく疲れるなぁ… 風桜舞を手入れしながら少しボーッとしてると、襖の向こうに人の気配を感じた。 『……誰』 桜羅は、少し警戒しながら言うと、返事がくる。 「……沖田」 『沖田……? …入れば』 また風桜舞を磨いて居ると、返事した数秒後に襖が開いて沖田か顔を出した。 「……桜羅。」 『ん』 剣から目を離さず答えると、沖田は俯いて呟いた。 「……島原で…本当に働いたんですか…」