その言葉に幹部等は全員、いや、隊士も全員溜息を吐いた。
それに気づいていない桜羅は、少し天然なんだろう……
『で、私は巡察などはどうやって行けばいいんだ』
桜羅が突然言い出して、総司がパッと反応する。
「僕と一緒だから、僕と一緒に行動すれば大丈夫だよ」
『沖田とか。ま、いいか。今日は?』
「今日は、平助と新ぱっつぁんの日だから僕たちは無いよ。ゆっくり休みなよ」
『ん。』
「山崎、お前も自己紹介したらどうだ?」
土方が不意に天井に声をかける。
すると、シュッと素早く黒い物体が落ちて来る。
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