『何で土方さんの部屋に?』



私は少しげんなりした顔で立ち上がった沖田を見上げる。




「何番隊所属にするか、聞きに行きましょう」



沖田は、優しく微笑んだ。





私を、少しでも気分を軽くしてくれるようにだろう。






『……そうだな。』





私も同じく立ち上がった。




沖田は、その様子を見て襖を開けて出て行ったから、私も着いて行った。





他の4人も、何故か着いてきていたが、気にしないでおこう。






此処はいちいち人を気にすると解らなくなってくるからな。





そんな事を思いながらボーッと歩いて居ると、土方さんの部屋の前の襖だった。