「それで、お前の部屋はーー「土方さーん‼」




土方の言葉を綺麗に遮ってスパーんとキレのいい音を立てて襖を開ける。



「………」



「なぁ、今日何か女顔のガキが土方さんと総司を倒したっていうじゃねえか!」





「そいつ隊士になんの?!」



「てかそんなに美少年なのか?!」




見事に質問を繰り出して来る三人組を、桜羅は見ようともせず、土方の言葉を待っている。




「左之さん達……「おぉ!そこの桜色の髪した奴か?!」






「桜色……異人…」



もう1人冷静そうな猫毛を右耳下で緩く1つに縛った男も入って来て、桜羅を見据える。






その男の視線の先を追って、三人も、桜羅を見る。