『……ま、いいさ。殺せば。』 私なんてどうでもいいからな。 「……お前は何故そこまで死を勧める」 黒髪を後ろに高いところで1つにゆいあげてる目付きの鋭い男が話しかけて来る。 『私はどうでもいいからな。』 自分を痛めつけて、下等にしているこの少年の瞳は、闇に満ちて居た…… 『……何だ。殺す勇気も無い人斬り集団だったのか。』 そんな風に馬鹿にされてもその場に居た者全員、悲しそうな目をしていた。