「桜羅っ‼」
総司はいち早く桜羅に駆け寄って空いている手を握る。
『……は、は…
能力を使いすぎたか………』
桜羅は上半身を総司に預け、乱れた息を必死に補いながら言葉を綴る。
『……この家計は、此処で途切れる』
自嘲する様な桜羅の笑みに、皆事態を予測した。
『………栞、真、お前等はもう自由だ。
私達に仕える必要も、何一つない。』
その言葉に涙でぐちゃぐちゃになった表情を歪ませる2人は首を横に振る。
その光景にフっと乾いた笑みを漏らす。
『………新撰組、こいつ等を頼んだ』
桜羅は涙を一筋流した。
幹部達は目を見開きながら涙を目尻に溜める。
「………確かに、受け継ぎましたよ」
総司は桜羅の頬に涙を零した。
その涙を桜羅は拭う。

