『栞、真、お前等も落ちぶれたモノだな』
桜羅は悲しそうに瞳を揺らしながら2人を見た。
「グル…………」
栞は涙目になりながら桜羅を見つめ、真は眉を力一杯眉間に寄せる。
『で、棗。
お前は何をしに来た?』
その問い掛けに棗はニタリと不気味に笑う。
「何をしに来た?
愚問だな」
その答えを解っていたかのように口を開く桜羅。
『直系一族の私の血が欲しいのだろう。
それで、栞と真に私の血を吸うように命じた……そんなところか?』
2人は目を大きく開く。
「まだ、計画は言っていないさ。
我の所に来させ、その後言うつもりだった。」
肩を落とす棗は不適に笑った。
「桜羅、我と共にこの世を縛らぬか?」
その言葉に桜羅は片眉を上げる。
「我の血とお主の血が合わされば確実にお主よりも強い血が生まれる。
それがどういうことかお主なら解るだろう?」

