『ーーーーーーーーー
コレは全て紅葉に聞いた。
私と玖羅は血がつながっていない。
玖羅は養子として私の家…
風桜家に来た。
そのまま私達は双子と言う設定で生きて来た。
風桜家には分家があった。
それが、紅葉の家だ。
紅葉はよく私達に会いに来ていた。
だから、仲が良かったんだ…
だが、
父様と母様は死んだ。
何者かに毒を盛られ、炎を放たれ。
その時に助けてくれたのが紅葉だった。
紅葉は死んだと思っていたが…
間違いだったようだな………』
一旦言葉を区切って唇を噛む桜羅。
『………風桜は治癒能力の秀れた家。
そして、紅葉に交渉を申し込まれた。
……………子孫を残し、最も強い治癒能力を完成させること。
ソレを………私達は実行しようとして……………』
「…総司に見つけてもらったと」
土方は何処か安心した様な表情を浮かべたが、すぐに厳ついモノに変わる。
「…………で、邪魔して欲しくなかったか?」
土方の問いかけに桜羅はゆっくりと目を開く。
赤い双眼は宙を見つめながら潤んでいく。
『…………嬉しかったよ。
来てくれて。
また、此処にもどれて』
桜羅は優しく微笑みながら総司に手を伸ばす……
だが、顔を歪めて伸ばしかけた手を自分の心の臓にある所に向ける。

