ーーーーーーーーー


総司は屯所に直ぐに入って土方の部屋に向かった。



「もぅ、見つからねぇんじゃ……」



平助が泣き言を言おうとした瞬間襖が開いた。


そこには幹部全員と山崎が居た。



「土方さん、布団‼」



「は?」



土方の口から何とも間抜けな声が這い出る。



総司の腕の中でぐったりとしている人物に目を向けると、ゆっくりと目が見開かれていく。


「…桜羅………」



「ぇ…」



幹部も全員目を見開きながら桜羅を見つめる。



「土方さん‼


布団‼」


もう一度、張り裂けんばかりの声を出しながら土方を睨めつける総司。



ハッとした土方は押し入れから布団を出そうとした…が………




『…いぃ、起きた………』


少し息切れのした透き通った声がソレを止める。


「……起きていても横になってろ」


土方は一瞬動きを止めたが、布団を取り出し丁寧かつ、乱雑に敷いた。



「……桜羅、話して…くれますか?」



遠慮を滲ませた総司の声が桜羅に問いかける。



『あぁ』



桜羅は横にならさせられ、瞳を閉じた。