『玖羅………』
「桜羅‼」
玖羅は顔を青白くしながら私の方に寄って来る。
玖羅はそのまま私を抱き起こす様な体制になりながら息を乱して居た。
「お前は何も知らないんだ‼」
私は急にそう言われ、眉間に皺を寄せる。
「その治癒能力がどれ程の危険性があるか知らないだろう!?」
危険性?
そんなもの無いだろう。
私は物心がついた時から1人で、この力を使って散々無茶苦茶にしたのだから。
「この能力は………っ‼」
そこで一旦言葉を切った玖羅の瞳から涙が零れ落ち、私の頬に滑り落ちる。
「その使った者の生命力を奪うんだ‼」

