『……終わったよ…』
私は誰にとも無く呟くと、バタバタと階段を掛け上がる音がした。
「桜羅くんっ‼総司っ‼」
「桜羅、総司っ‼無事か!?」
近藤さんと土方が同時に息を乱しながら部屋に飛び込んで来る。
『………やかましい。』
私は冷たく吐きおとすと、2人はホッとした様に肩の力を抜いた。
「…会津藩は俺が追っ払った。
だから、この池田屋事件は
俺等のモノだ」
土方はニヤリと不敵に笑うと、総司の方に歩いて来る。
総司を担ぎ、下におりて行った。
「総司の手当ては桜羅くんが?」
『はい。
多分心配はいらないと………』
「………ありがとう。
桜羅くん」
私に向かってニッコリと微笑むと下におりて行った。
『………私はそんな事言われる立場じゃ無いのにな…』
私は壁にもたれながらぐでっと考えていた。
そんな時突如激しい痛みが私を襲った。
『クハッ‼』
ズキンズキンと五月蝿い身体中は言う事を聞かず、床に勢いよく倒れ込む。
『ハッ………ああ゛ぁ゛‼』
いつもの倍以上の痛みに体が悲鳴を上げる。
そして、意識が飛びそうになった所に、バタバタと騒がしい足音が聞こえた。
「桜羅‼」
玖羅の声だった。

