『………こっちが本命ですね…』
声を潜めながら呟くと、静かな暗闇に溶けてゆく。
「そうみたいですね。
丞君が今報告しに行ってくれてるから、土方さんの隊も時期に来るよ…」
それまで待機。
と言う形になり、私と総司は鋭く池田屋を出入りしている奴らを監視する。
山崎が伝達に行ったが、刻一刻と時が過ぎ、隊士にも焦りがで始めた。
「チッ……まだか、土方さん達は…!」
『土方さん………私達だけで行きましょう』
私は暫く考え、近藤さんにそう言うと、近藤さんは閉じていた眼を開き、歩き出した。
その姿は、やはり大きくて
頭の威厳を讃えて居た。
私達は、その後をゆっくりと着いて行く。
「………行くぞ」
近藤さんが、一言私達にかけると、息を大きく吸った。

