私達は、暫く黙り込んでいたが、私も暇じゃない。
『……で、何だ』
私から話を切り出すと、玖羅は私を見ながら口を開いた。
「……何かあったか」
低い声でそう問われ、私は不思議に思った。
『……何かって…』
「顔色が最近優れていない」
私の頬に指を這わせながら言った。
…
1つなら思い当たる節があった。
『……別に何もない』
でも、隠さなければいけない。
私が黙り込むと、玖羅は肩をすくめて悲しそうな顔をした。
「何かあったら言えよ」
『……あぁ。』
私が短く返事すると、満足げに笑って私の頭を撫でた。
「……桜羅?」
総司の声が襖の奥から聞こえて、玖羅がスッと立ち上がった。

