山崎が、丁度五寸釘と蝋燭を持って行ったのが見えたから、その後ろにそっとついて行った。



山崎は、両手にソレを沢山持っているから足で扉を開けた。



扉がひらいた瞬間新鮮な血生臭い匂いが鼻をかすめた。


「土方さん、コレ、蝋燭と五寸釘な。」


山崎は、土方に五寸釘と蝋燭を渡した。


「うむ。ご苦労。」


土方は、汗を薄らと額に滲ませながらふぅっと息を吐いた。




『うわぁ、残酷。』




その光景を見て、私は少し生ぬるいやり方だが、残酷だとも思った。





吉高は吊るされながら、血に塗れて居た。




ぐずっと音がするから、頭が少し駄目なんだろう。



土方と山崎は眼を見開きながら私を見た。



「おまっ何でこんなとこに……『土方、私に拷問やらせろ』




私の発言に、2人とも顔を険しくさせる。




「……ダメだ。お前は知らなさすぎる。


こいつはついでに口がかてぇ。


おめぇが出来る訳…『そんな生半可なモノだからだろう。』





桜羅の瞳を見て、土方と山崎は息を呑んだ。