カラッ




襖の独特の乾いた音を聞きながら私の部屋に入る。





『入って座ってろ。』



私は男にそう言うと、男は素直に座った。





『手、出せ』



「………動かせねぇ」



男はそう言いながら眉間にシワを寄せる。





力をいれても動かないんだろう。




『………触るから』



くいっと優しく腕を出させてそこに手をかざす。






「っ…☆・→(6($%:÷*73¥$!?!?」





『我慢しろ』



悶える男を無視して手に力を込めながら目を閉じる。