「ーーーーーー私も、芹沢はんの様に天の国に連れてってぇや」 お梅さんは、優しくも決意の篭った目で桜羅を見つめた。 その視線に桜羅は泣きそうになりながら刀を構えた。 『…………ごめんなさい、 第二のお父様、お母様……………………』 小さく、お梅さんと芹沢さんにだけ届く様に呟きながら刀をお梅の心臓もひとつきする。 「芹沢はん…私もあんたさんを愛しとる…」 お梅さんが美しすぎる涙と大量の血を零しながら芹沢の横に倒れ込んだ。