ちゃんと髪を結いあげ、化粧をし、芸妓の服を身に纏って居る。
「やっぱ、あんたの芸妓姿えぇわぁ。」
『変態染みた事言わんといて。』
顔を歪めながら中に入る。
「…おめぇ本当に桜羅か?」
信じられない。という様に目を見開く土方に少しイラっとする。
『何や。うちがこんな格好したあかんのか』
むすっとしながらお梅さんの横に座る。
「おい!桜羅!」
「ちょい、原田はん、此処では本名呼んだあきまへんぇ」
お柚子が少し困った様に言うと、原田は首を傾げる。
「じゃぁ、桜羅の偽名って?」
「……桜羅…何だっけ?」
『……美桜…』

