「れいー! しんー!」 正月明けの 寒い時に桔平は真っ黒になって 帰って来た。 「あけましておめでとう! おーすとらりあ だっけ、 どうだったの?」 「たのしかった! うみきれいだった!」 あの頃の俺には 外国なんて 何が何だかわかんなくて、 そんな、 おうすとなんやらなんて どこにあるかすら 知らなかった。 「はい、これ れいはこっち しんはこっち、」