「慎、どうかした?」


 『は、?』




 「人の顔見すぎだけど」




 『‥ごめん』



 「なーんか変なの」










 麗とは

 小さい頃からの腐れ縁で



 いつも一緒だ








 俺はいつから

 麗に




  - 好き


 なんて感情を持ったんだろう












 




 『おまたせしました、
 
  大根とジャコのサラダです』



 「ねぇ、お兄さん」




 『何かご注文ですか?』



 「彼女とか居るの?」