あの日のことを思い出すだけで 吐き気がする。 こんなこと思い出したくもないのに。 「おい、恋華!?」 昔のように"恋華"と呼んだ 恭哉の声が遠のいて聞こえる。 「げほっ・・・っ・・・」 やばいはきそう・・・ 頭がくらくらする・・・ 視界が―――― ――――――――――にじむ。 バタンっ! 「っ・・!!恋華っっ!!!」 私はそこで気を失った。