大好きな君へ





僕はヒマワリが沢山手向けられた
目の前の少し小さな石に手を伸ばして、そこに綴られている文字に触れる



ああ、そうだ



思い出した



全てを思い出したよ



確かにここは僕の場所だ



気が遠くなるぐらいここで誰かを待っていた気がする



目の前の石に掘られている文字



僕の名前



あの日



君を送って『また明日』と言って帰った僕は
その帰り道




事故にあって死んでしまったんだ




幸せな時間はプツリとキレて
僕は長い間君を求めてさ迷っていたんだ




それにしてもこの名前
随分と呼ばれていない気がするなぁ