大好きな君へ





僕が不思議に思って見ていると
さらに彼女達は、そこから少し場所を変えた今あったものより少し小さなモノの前に立った



そして今度は彼の持っていたヒマワリを手向け
今した様に同じポーズをとって俯いた




目の前に広がる光景に何かが呼び起こされる



僕の心の奥深くに眠っていた何かが目覚めようとしている




彼女達は暫く談笑した後
僕が隠れている大木の前を通りすぎて
元来た道を帰っていった



僕は今度はその背中を静かに見送った




そして彼女達の姿が見えなくなるのを確認すると
彼女達が今まで立っていた場所まで行って
その手向けられたヒマワリを見つめた





ああ…



覚えているかい?と言いながら





忘れていたのは僕の方だったのかも知れない