恋涙~恋には涙が付き物~

今日の運動は、ドッチボールらしい。


無邪気に遊んでいる皆の声が私の耳にも聞こえてくる。



早苗『ギャッ∑ちょっとさなに当てないでよ!』



千歳『はっ!?ドッチボールなんだから、弱い奴から排除してくに決まってんだろ!色気のねー悲鳴出すな。ったく』


早苗『最っ低ッ!こうなったら絶対、さなの手でチトち当ててやる!』


千歳『無理無理!絶対無理に決まってんだろーが!』


楓『お前ら、何で言い合いしてんだよ』



2人『だって、チト(こいつ)が!…ちょっと!真似しないでよ(すんなよ)』






チーン…しばしの沈黙。




楓『うちは早苗の主張を信じるから。あんたの主張は信じないわよ、千歳』



千歳『チッ。何なんだよ』



大輔『幼稚だな』



千歳『うっせぇ、大輔!』


敦也『千歳、後ろ!!』