俺の恋人が驚くことを口にした。



「え?和希、今何て言ったの?」
「…………今年のクリスマスはどう過ごすのかって言ったんだよ。」



クリスマス……

和希の口からクリスマスと言う単語が……!!

まさに奇跡!!



はっ!



「和希…また熱だしたんじゃ……?」
「…………んなわけねーだろ。」
「だって和希がイベント事に興味を示すなんて……本当奇跡!!」
「…………もういい。」



和希は横目で俺を睨むと、読書タイムに入ってしまった。