「はぁ?何でいきなり……」 和希が体を起こしたから、俺は顔を背けるように背中を向けた。 「だってそうじゃん!普通、好きな人には興味持つだろ!?少なくとも俺は持ってるよ!今まで和希の誕生日とか忘れたことねーもん。」 もうこうなったら、とことん拗ねてやる。 「………あー…ったく」 後ろで和希がベッドから立ち上がる音がした。