―――携帯の着信音が鳴った。


「うわっ!?って和希からだ。」


携帯のディスプレイには、今まさに掛けようとしていた番号が表示されていた。



「――もしもし?」
『………今週の土日、新しいゲーム買ったからやらないか?』



これは和希なりの精一杯の仲直りの合図。



正反対な俺たちだけど、




「やる!和希…ごめんな。」
『……別に謝るようなことしてないだろ。』
「そっか…そうだよな。」



仲直りのタイミングはいつも一緒です。