うん、そうだね。

期待はしてなかったけどさ。




「今日は!和希の恋人、裕真(ユウマ)君の誕生日だろ!?」


そう、今日は俺の19歳の誕生日である。



和希と付き合いだしてから通算四回目の誕生日だ。



「ああ……今日だっけ?」



和希は手元の雑誌から目を離さずに、大して興味のない反応だった。