ひまわりが咲いた。

案の定陸上部は、体育館に移動していた。
私は、タオルを渡していく。
「ありがとう。」
そんな事を言われると嬉しくなって、
「はい。」
なんて笑顔でこたえきれたらと思う。


「りーーん、ちょっと無愛想なんじゃないの?先輩達にまで真顔でさぁ‥。」

智子のそんな言葉にも、分かってるよ!でも出来ないんじゃない!
と思いながら、
「ごめん…。」

現実は、そんな事言えずに、謝る事しかできない。


「…。」

黙ってしまった。