・・・・・・次の日・・・・・・・・
あーぁ、「黒泉薔薇学園」にきちゃったよ・・・。

 ハァ・・・・。

 でも、思ったよりすごく綺麗だな~。

 門の所には赤と白の薔薇が満開に咲いている。

 あたしの、想像は古い洋館的なカンジの学校だと思っていた。だけど、「黒泉薔薇学園」 は、洋館と言うよりも、お城みたいだった・・・。
 と、考えながら学園の中を歩いていた。すると、草陰から、イケメンがでてきて・・・。

「おいしそうな匂い・・・。君、ニンゲン?」
 
 はい?人間以外何があるのよ!つーか「おいしそうな匂い」って何?

「・・・人間ですけど・・?」
「やっぱりね~おいしそうな匂いだとおもったよ~。で、この学園に何の用?」
「何の用って・・・転校しに来たんですけど…。」
「・・・転校・・・?まさか、くわれにきたの?」
「くわれ・・・?どうゆー意味ですか?」
「ん~、説明すんのめんどいから、試すね?」
「試す?どーゆーいっ\\\」
イケメンは、あたしが言葉を言い終わる前にあたしの、耳を甘噛みしてきた\\\。
「ちょっ、なにしっ、ひゃう」
「やっぱ、おいしいね・・・。っつ!!」
      


              バチ!!

 あたしのうえで鈍い音がはしった。その瞬間あたしの上にのしかかっているイケメンの動 きがとまった。

 今だ!!  あたしはイケメンを突き飛ばした。