ア オ ハ ル







「終わったら、残れって」

「えぇ!」

びっくりして声が大きくなってしまった。



恐る恐る先生を見るとにっこり笑っていてそれがまた怖かった。

「三宅ー。廊下に出たいのかー?」

「あ、いや!本当にすみません!もうしません!」

「もー今年の一年は元気がいいなー」

はぁーとため息をこぼす先生に先輩たちが笑っていた。




「お前、マジガリガリ君じゃ足りないからな」

みっちゃんは横目で睨んでトゲトゲしい言い方。

「はい、ガリガリ君リッチで」

と肩を落とした。





彼に恥ずかしいとこしか見せてない気がする……






.