「初っぱなから遅刻とはいいご身分だなー」 ニヤーっと笑う先生はトゲトゲしい言い方で 「すすすすすみません!」 バッと頭を下げた。 「あの、あの、みっちゃんは悪くなくてあたしが……」 ふと目に入った。 みんなあたし達に注目していてその中には 「わかった、わかった。1-6の三宅と三井だな。そこ座れ」 「あ、はい!」 みっちゃんが返事をして 「三宅!ほら、早く!」 腕を引っ張られて我に返った。 「あ、うん……」 .